|
Concept ものづくりの基幹コンセプト
1: 人のこころをかたちにする
建築は常に人とともにあります。建築をかたちにすることは、人がそこで生活する場所や日々の営みを支える環境をととのえることです。
建築が人間にとってかけがえのないものとなった時、それは使う人間の幸福な思い出や記憶になったり、人のこころにとってなくてはならない場所となります。
また建築をつくるとき、あるいは建築を体験するとき、人は夢や希望をいだきます。これもこころの一部です。
私たちは、使う人のこころと場所が手をたずさえるような建築を作り出すよう努めたいと思っています。
2: ともにつくる
建築は建築家だけによって作られるのではありません。1つの建築がたち上がるまでには、膨大な人たちが力をあわせます。
私たちは、決してひとりよがりになるのではなく、クライアント(お施主様)や多くの技術者・現場の人たちと協力し、知恵をだしあいながら、よりよい建築を求めてゆきたいと考えています。
3: 時とともに
建築は出来上がったらそれで終わりではなく、竣工と同時に社会の中で生きることをはじめます。
できあがった時に美しく輝いていても、時がたつと醜くなってしまう建物も日本では多くありますが、むしろ私たちは、100年の時間に耐えうる建築を目指します。
時間とともに愛着が増し、世代を越えて愛されかつ引継がれていくような建築のあり方を求めます。
そのためにつくったものに責任をもち、建物とクライアント様と長いお付き合いをしたいとも考えています。
4: 素材や細部へのこだわり
時間とともに建築がよりよく年輪をかさねるには、素材の力が必要です。
建築が歳をかさねることを「エイジング」といいますが、材料の選択や納まりの検討をなおざりにすると、魅力的なエイジングはかないません。
私たちは、エイジングを考えたディテールや素材について徹底的にこだわります。常に、時間がたつほどに味わいのでる細部・素材を技術者や職人さんたちと開発しようと努力しています。
5: 事業としての整合性とパートナーシップ
建築をつくる時には必ず予算や事業計画、希望やイメージがあることが当然です。
賃貸集合住宅の計画などでは、土地の特性やターゲットのニーズなどを踏まえて事業計画を練ることからはじめなければなりません。
私たちは、それぞれに得意分野をもつ建築家のパートナーシップと、協力関係をもつ専門家(建築事業企画者,不動産鑑定士,税理士,弁護士など)のネットワークを有しています。
こうした人たちの知恵を集めて、お施主様のご要望や事業相談に応じるように心がけています。
|